スワップポイントとは
FXには、外貨を安く買って、高く売る以外にも、スワップポイントを狙って利益を出す方法があります。
スワップポイントとは政策金利の異なる通貨の売買で発生する金利差のことで、低金利の国の通貨で高金利の国の通貨を買うと保持しているだけで、金利が発生します。
例えば、金利0.1%の日本円で金利3.0%の豪ドルを買うと、
差分2.9%の金利が得られ、逆に、3.0%の豪ドルで金利0.1%の日本円を買うと差分-2.9%の金利を支払うことになります。
スワップポイント発生タイミング
スワップポイントはロールオーバー時(※)に発生します。
ロールオーバー時間は、FX業者によってメンテナンス時間などにより多少タイムラグがありますが、サマータイムは日本時間の6時、ウインタータイムは日本時間の7時となっています。
またFXは2営業日後に決済が行われるため、水曜日から木曜日にポジションを持ち越した場合、金曜日から日曜日までの3日分のスワップポイントが発生します。祝日を挟む場合も同様に日数分スワップポイント発生します。
一見お得に感じますが1週間ずっとポジションを持ち続けるときっちり7日分となります。
※ロールオーバー:持っている建玉を翌日以降に持ち越すこと
業者の選び方
スワップ運用を行うにあたり業者の選び方によっては大きな違いが出てきます。
業者によって大まかに以下のような違いがあります。
◆スワップポイント
スワップ運用の多くは長期で運用します。
1日単位ではさほど違いはなくても積み重なると大きな違いとなります。
例えば
1日のスワップが80円の業者Aと90円の業者Bで比較してみます。
期間 | 業者A | 業者B | 差分 |
---|---|---|---|
1日 | 80円 | 90円 | 10円 |
1ヶ月 | 2,400円 | 2,700円 | 300円 |
1年 | 29,200円 | 32,850円 | 3,650円 |
5年 | 146,000円 | 164,250円 | 18,250円 |
10年 | 292,000円 | 328,500円 | 36,500円 |
◆最低取引通貨
最低取引通貨は1,000通貨、10,000通貨がほとんどですが、業者によっては1通貨から取引が可能な業者もあります。
資金に余力のある人は気にしなくても良いかもしれませんが、資金の少ない人には最低取引通貨は低いほうが有利です。
複利運用時などにも買増し回数が増えるので良いでしょう!
1,000通貨で取引可能な業者はこちら
◆スワップの口座反映タイミング
口座反映タイミングも業者ごとに違いがあります。
【スワップ出金】
スワップポイントにはポジションを決済せずにスワップポイントのみ出金できる業者と
そうでない業者が存在します。
このポジション決済せずにスワップのみ出金することをスワップ出金と言います。
スワップ出金ができると毎月分配の投資信託のような運用や複利運用などが出来てとても便利です。
【スワップ新規】
ポジションを決済せずにスワップポイントで新規ポジションを建てることをスワップ新規と言います。
スワップポイントを出金することはできませんが、ポジションが建てられるので、複利運用が可能です。
スワップ新規、スワップ出金が可能な業者はこちら